サッカー日本代表6・11シリア戦の課題 南野「まず先制点を取って」 先手を取って勝利し最終予選へつなげる!
サッカー日本代表は9日、2026年W杯アジア2次予選のB組最終戦となるシリア戦(11日・Eピース広島)に向け、広島市内で練習を行った。アジア杯で苦杯をなめた中東勢と似た特徴を持つシリアに対し、MF南野拓実(29)は先制点を奪っての勝利を掲げ、9月の最終予選へ代表の課題解消につなげる一戦と位置づけた。日本はすでにB組1位で最終予選進出を決めている。
2次予選最終戦となるシリア戦。すでに突破を決めている状況ではあるが、南野は「今年の最初に悔しいアジア杯の経験もあった。そういう意味ではシリアはすごくいい相手になる」と最終予選へつなげるポイントとなる試合と話した。
今年1月から行われたアジア杯では1次リーグでイラク、準々決勝でイランと中東の国に敗戦。パワープレーを挑んでくる戦術の対応に課題を残した。南野も「シンプルに前にプレーしてくる相手に対しては、僕らが解決策を出さないといけない」と課題を口にする。
シリアも似たような戦いを仕掛けてくるとともに、最終予選進出を懸けて日本へ挑む一戦だ。「本当に死に物狂いでくる相手に対してアジア杯でのまれた部分もある」と悔しい記憶がよみがえる。だからこそ南野はシリアを「いい相手になる」と位置づけた。
ポイントは先制点だ。「まず先制点を取って。攻撃の選手なので、仕留めるところが自分的には一番改善したいポイント」と南野。先手を取って試合を制す。最終予選を見据え、必死のシリアを退ける力強さを見せつける。