大金星の筑波大監督 町田の怪我人続出に「申し訳ない」「ただダーティーなプレーではなかった」敵将は憤りも

 PK戦の末、町田を破り喜ぶGK佐藤(左端)ら筑波大イレブン
 PK戦の末、町田に勝利し笑顔でタッチを交わす筑波大・内野(右)
 PK戦の末、町田に勝利し、笑顔で写真に納まる筑波大イレブン
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 「天皇杯・2回戦、筑波大1(PK4-2)1町田」(12日、町田GIONスタジアム)

 筑波大(茨城)がPK戦の末、J1首位の町田を破った。前半に先制を許すも後半ロスタイムにFW内野航太郎(19)が同点ゴールを決めた。

 町田は負傷者が続出。前半だけで2人が負傷退場し、後半も途中出場のナ・サンホが退場し約10分間を10人で戦った。PK戦ではGK佐藤の好セーブなどで町田が2本失敗。筑波大がジャイアントキリングを成し遂げた。歓喜を爆発させ、スタンドの部員らと歓喜のダンスを踊った。

 試合後、小井土監督は「すべてを出し尽くして、本当によくやってくれた。ありがとう我々は大学サッカーをけん引していくつもりで戦っている。結果を出してくれたこと、うれしく思います。学生達で作っている組織、オール筑波での勝利」と、学生たちを称賛した。

 接触プレーで町田に負傷者が続出したことに「ちょっとアクシデント的な怪我で相手選手が欠けてしまうような、それはちょっと申し訳ないなという言葉以外ありません」と謝罪した一方で、「ただ、ダーティーなプレーだったり、そういうものではなかったと思うので、一生懸命やった結果。やはり正々堂々とお互いぶつかり合うっていう意味では、怪我で欠けさせてしまったっていうのは申し訳ないなと思ってます」とした。

 町田の黒田監督は「フラストレーションの溜まる判定があまりにも続いた。骨折がいます。次、試合できるような怪我じゃないです。4人大きな怪我が出た以上、本当に現実を突きつけられた。何も得られないゲームだった。VARもありませんし、基準を考えるとすごく憤りを感じるゲームだった」と、怒りを滲ませた。

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