筑波大 J1首位・町田を撃破 PK戦でジャイアントキリング FW内野がロスタイム同点弾

 町田を破り駆け出す筑波大イレブン
 後半終了間際、ゴールを決め跳び上がって喜ぶ筑波大・内野(右) 
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 「天皇杯・2回戦、筑波大1(PK4-2)1町田」(12日、町田GIONスタジアム)

 筑波大(茨城)がJ1町田を破って3回戦に進んだ。延長を終えて1-1で突入したPK戦を4-2で制した。2回戦から登場のJ1勢は名古屋と磐田も敗れ、3チームが敗退。名古屋はJAPANカレッジ(新潟)に0-1、磐田は宮崎(宮崎)に1-2で屈した。広島はバレイン下関(山口)に11-2で大勝。前回王者の川崎のほか、神戸なども勝ち上がった。3回戦は7月10日に行われる。

 J1首位相手にも立ち向かう筑波大の勝利への執念が、ジャイアントキリングを起こした。5人目がPKを決めた瞬間、1948人の観衆とは思えない大歓声が湧き起こった。小井土監督は「歴史を変えようという意味でも、選手たち自身が覚悟を持って戦ってくれた」とたたえた。

 前半22分に先制されたが、闘志の炎は消えていなかった。粘り強く攻め続け、後半追加タイム(ロスタイム)、U-23アジア杯日本代表FW内野が値千金の同点ゴールを奪った。内野は「あそこまで気持ちを切らさずにゴールに執着できたのが要因」と振り返った。

 試合前には、学生が製作した約3分間のビデオを全員で視聴。小井土監督は「一昨年、レイソル(柏)に負けたシーンだったり、2017年に三笘(ブライトン)が点を取っているシーンなどをまとめてくれて、気持ちを高めていけた」と明かした。

 三笘らを擁した7年前はベスト16まで勝ち抜く快進撃を見せた。当時も指揮を執った小井土監督は「私が何か2017年のことを伝えたというよりも、脈々とつないできたものを今いる選手が表現してくれた」とたたえた。

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