なでしこ・MF清家貴子 “無双”五輪でも「出場した試合では得点を目指したい」
日本サッカー協会は14日、パリ五輪に臨む女子日本代表「なでしこジャパン」のメンバー18人とバックアップメンバー4人を発表。今季WEリーグで20ゴールを挙げて、得点王に輝いたMF清家貴子(27)=三菱重工浦和=は五輪でのゴール奪取を誓った。
所属クラブでは、自身のリーグ記録を更新する10試合連続ゴールを記録し、優勝に貢献。「自分が点を取ればチームを勝たせる確率が上がるので、出場した試合では得点を目指したい」と意気込んだ。
ベスト8だった昨年のW杯で、自身はノーゴールに終わり悔しい思いをした。「試合に出たい、活躍したいという思いが強くて、少し空回りしてしまった」と振り返る。世界の舞台でリベンジを果たすため自身を奮い立たせ、WEリーグでは“無双状態”で得点を重ねた。
その圧倒的な活躍が認められ、チャンスをつかんだ。選出を知ったのは移動中の電車内だといい、1人でYouTubeの会見を見て、静かに喜んだ。「戦う権利を得られて本当にうれしい。ワクワクした気持ち」と笑顔を浮かべた。パリでもゴールを奪い、日本を勝利に導く。