フランス代表エムバペ サッカーより母国の政治を心配「オーストリア戦は最重要じゃない」
サッカー・フランス代表のFWキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)が母国の若者へ投票参加するようメッセージを送り、フランス下院解散により行われる選挙への関心を高めなければならないとした。
エムバペは17日、フランスが欧州選手権の第1戦となるオーストリア戦を前にした記者会見で、先に行われたヨーロッパ議会選挙で極右政党の国民連合が与党連合に圧勝したのを受けて「今僕らは大事な時期にいると思う。僕らは(フランス)国民で、そのことを考えないというわけにはいかない」と自身の考えを表明。「これは前例のないことで、僕は人々、特に若者に投票へ行ってほしいとお願いしたい。僕らはこの国の価値観を理解しなければならない」とした。
またエムバペは同時に極右勢力に反対する考えを示したうえで「国の状況は(以前と)違うからこれは明日の試合より重要」だとしている。