C大阪・毎熊がオランダでAZ移籍会見「僕にしか作り出せないものを出せれば」 背番号「16」
J1C大阪のDF毎熊晟矢(26)が21日、オランダ1部・AZアルクマールと完全移籍契約を結び、オランダからオンライン会見を行った。契約期間は2028年シーズン半ばまでで、背番号は「16」に決まった。
やや緊張した面持ちながら「自分に足りない部分をここで課題は伸ばしていけると感じている。僕のようなタイプの選手はチームになかなかいないと思う。僕にしか作り出せないものを出せれば」と力強く宣言した。
22年のC大阪加入後に頭角を現し「僕の中ではすごく大きくてたくさんのものをもらったと感じているし、感謝しかない」とチームに感謝。昨年から日本代表に選出され、国際大会を経験する中で「海外組との力の違いを肌で感じて、そこから意識した」と海外でのプレーを志すようになったという。代表への意欲もみせながら「まずは取ってくれたチームに貢献したい」と話した。
シーズン前半での移籍には「貢献できずに去るのは悔しい」としたが、15日・浦和戦後にピッチでサポーターからエールを受けたことに感慨をにじませ「今季の自分のパフォーマンスはよくなかったし、厳しい意見も耳にしていた。チームが厳しい中で出て行くのはどう思われているのかと思ったが、逆にすごい声援で送り出してくれて、人生で一番感動した。より頑張ろうと思った」と振り返った。
シーズン前から移籍について相談した小菊昭雄監督への思いも語り「『夏まで首位でいよう、そこからまた考えよう』と話してくれていたし、本気でそれを目標にやっていた。貢献できず去るのは悔しいが自分の夢、目標のために決断した。チームには目標を達成してほしい」と仲間にJ1初優勝の願いを託した。