J1町田が福岡とスコアレスドロー 前半戦12勝3分け4敗で首位ターン 黒田監督「驚きを隠せない一面もある」

 福岡と引き分けて選手とタッチを交わす町田・黒田剛監督(右から2人目)=撮影・開出牧
 前半、競り合う福岡・ドウグラスグローリ(左)と町田・エリキ(中央)ら
 前半、競り合う福岡・岩崎(左)と町田・エリキ
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 「明治安田J1、町田0-0福岡」(22日、町田GIONスタジアム)

 互いに決定機を生かせず、町田が福岡と引き分け。J1初昇格のシーズン前半戦を12勝3分け4敗の成績で終え、首位ターンが決まった。

 試合開始から福岡ゴールに迫った町田は、前半2分にペナルティーエリア右手前で得たFKに、MF下田が左足でゴールを狙うが、これは福岡GK村上がブロック。同19分にも下田がエリア手前からのシュートを放つが相手守備に阻まれるなど前半は両チーム無得点で折り返した。

 後半は福岡のカウンターを受ける我慢の時間帯もあったが、後半15分に派MF仙頭の右からのクロスをMF平河が体で押し込もうとし、ゴールの枠は外れたがチャンスは作った。それでも福岡のゴールを割ることはできず。約1カ月ぶりとなるホームでの勝利はならなかった。

 黒田監督は「少ないチャンスをものにできれば良かったが、しっかりそこをもう1つ積み上げていきたい」と振り返り、前半戦の戦いに「選手、サポーター、クラブが三位一体でしっかりと強化してきた成果だが、これに満足することなく、もう一回チームを作り直して後半戦に入りたい」と話した。

 また、初参戦ながら快進撃が続く状況に、「FC町田ゼルビアとしてJ1初参戦ということで、目標をあえて高く掲げながらここまでやってきたが、本当に選手たちの奮闘または成長というものが著しく、ここまで首位争いをしていることに驚きを隠せない一面もある」と話した。

 その上で後半戦へ「いろんな人たちの力を借りながら、今この優勝争いをしていることにすごくありがたみを感じる。予想外ではあるが、われわれはぶれずに、このまま進んで行ければ」と意気込みを示した。

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