Jリーグ 秋春制への2026年「0・5シーズン」大会は「昇降格無しが有力な案」
Jリーグの樋口順也フットボール本部長が25日、秋春制へのシーズン移行期にあたる2026年前半に実施する大会方式について「現状いくつかアイデアがある中で昇降格は、ないほうがいいのではないかというのが有力な案になっています」と明かした。
いわゆる「0・5シーズン」にあたる3カ月間の大会で昇降格を決めることは「極めて大きい影響がある」と考慮。「60クラブが3カ月間かけて最後まで選手も強度を持ってやってもらいたいですし、W杯の直前でもありますし、お客さまも最後まで楽しんでやってもらいたい」と説明した。
この日、理事会では「0・5シーズン」について少し議論を行ったというが「詳細も含めて発表できる段階ではありません」と強調。具体的な発表期間は「細部の設計含めてもう少し時間をかけて、その上で改めてこういう大会にしたいということを発表させていただきたい」と1~2週間を超える見通しを示した。
樋口氏は18日に「大きく2方向で考えている」とし、J1、J2、J3で分かれて昇降格ありで争う方式と、昇降格なしで全60クラブが地域ごとのグループに分かれて争う方式の2つを軸に検討し、その折衷案も議論に上がっていることを明かし、早ければ25日の理事会で方針を示すとしていた。