川崎・大島が約1年ぶり公式戦復帰「いろんな感情あった」と感慨 J1通算250試合出場も達成
「明治安田J1、川崎1-1湘南」(26日、Uvanceとどろきスタジアム)
川崎の背番号「10」が、約1年ぶりに公式戦出場を果たした。今季初めてMF大島僚太(31)がベンチ入り。同点の後半35分にピッチへ入ると、川崎サポーターから大きな声援がわき起こった。
大島は23年7月1日・名古屋戦以来のリーグ戦出場。その後の故障離脱からリハビリ中の再発や新たな故障などによって長期離脱を余儀なくされていた。今年4月には練習試合に出場するも、その後も一進一退の状況が続いていた。
大島は攻撃の起点としてチャンスへつながる働きを見せるが、勝ち越し点は奪えず。約1年ぶりの復帰に「楽しさもありつつ、いろんな感情はあった」としながらも、勝負の舞台に戻り「勝って、もっと大きな(サポーターの)声援を聞きたかった」と悔しさをにじませていた。
それでも復活の一戦でJ1通算250試合出場も達成。次はスタメン出場の期待もかかる中で「それを目指して頑張りたい」と意気込んだ大島。チームの今後の戦いへ、頼れる男が帰ってきた。