日本代表・森保監督 W杯最終予選「厳しいグループに」 豪州、サウジなどと同組「覚悟と勇気を持って」
サッカーの26年W杯北中米大会アジア最終予選の組み合わせ抽選が27日、マレーシア・クアラルンプールで行われ、8大会連続の出場を目指す日本はオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同じC組に入った。今回からアジアの出場枠は8・5に拡大。最終予選はホーム&アウェー方式で9月から来年6月まで行われ、各組2位までがW杯出場権を得る。
森保監督が「別次元の厳しい戦いになる」と話したアジア最終予選。2次予選を無失点での全勝で勝ち抜いた日本だが、やはり同組には油断の許されない相手が並んだ。
まずは5大会連続で最終予選同組となったオーストラリアだ。前回カタール大会の最終予選では日本が2戦2勝。だが、06年のW杯ドイツ大会ではグループリーグでの対戦で逆転負けを喫するなど、最大の強敵であることは間違いない。
サウジアラビアも3大会連続での同組となり、前回大会の最終予選はアウェーで苦杯をなめた。この敗戦を含めて1勝2敗のスタートとなり森保監督も「あってはいけないつまずきをした」と苦い記憶を刻んでいる。
中国、バーレーン、インドネシアは格下となり、カタールや北朝鮮が入ったA組、中東勢が大半のB組と比較して戦いやすいという向きもあるが、何が起きるか分からないのがアジアの戦いだ。
森保監督も「予想どおり厳しいグループに入ったなという第一印象」とした。前回の最終予選初戦で敗れたオマーンを率いたイバンコビッチ監督が中国監督を務め、インドネシアも今年のアジア杯で16強と成長著しい。
「前回のW杯最終予選も険しい道のりを歩み、今回もそれ以上に過酷な戦いに挑むことになるが、覚悟と勇気を持って臨みたい」と森保監督。初戦は9月5日の中国戦(埼スタ)。目指すW杯優勝へ、まずはその舞台に立つ権利を懸けた戦いに臨む。