57歳キングカズ 合流初日に鈴鹿“初弾” ミニゲームでヘディング、アピールで“認定ゴール”

 J2横浜FCから1日付で日本フットボールリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿に期限付き移籍した元日本代表FWの三浦知良(57)が2日、三重県津市でチーム練習に初参加し、ミニゲームでヘディング“初ゴール”を決めた。

 黒の練習着で若い選手たちの練習に加わると、年齢を感じさせないキレをみせた。10人対10人のミニゲームでは、前半に左からのクロスに頭で合わせ、ゴール右端へ。GKがセーブしたかに見えたが、その後三浦はチームにゴールをアピール。インターバルで関係者が「ゴールです。入っていました」と認めた。

 取材に応じた三浦は「とても気持ちいい。みんなとの初日を迎えられてケガもなく終えられた。勝つためにチームに貢献したい」とすがすがしい表情をみせた。

 “認定ゴール”については「感触もよかった。いいクロスが上がってきた。ラインを割ったか割らないかは(報道陣の)カメラが収めている。VARとして後で報告してください」とちゃめっ気たっぷりに話した。登録の関係から14日からのリーグ戦出場となる予定で「次のゴール、次の勝利を目指して全力を尽くしたい」とした。

 試合後は集まった30人ほどのファンにサインなどでサービス。「お帰り!」という声に笑顔で応えた。

 1日付で就任した朴康造新監督(44)は「カズさんは誰より早く来て準備をしていた。そういう姿を若手も見てほしい」と相乗効果を期待。14日には出場させる意向で「試合状況にもよるが、今日のミニゲームのポジションでもあった、一番前で起用したい」と話した。

 三浦は今年、ポルトガル2部オリベイレンセで2シーズン目を終え、22年に所属して18試合に出て2得点を挙げた古巣に復帰した。

 ◆アトレチコ鈴鹿クラブ 三重県を拠点としていた「三重FCランポーレ」と「鈴鹿クラブ」が合併して2009年に「FC鈴鹿ランポーレ」として発足。運営会社の変更などで16年には「鈴鹿アンリミテッドFC」、20年には「鈴鹿ポイントゲッターズ」へ改称。23年にオーナー会社が株式会社協同となり、24年1月から現在の「アトレチコ鈴鹿クラブ」となった。昨季は10勝6分け12敗でJFL9位。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス