日本サッカー協会が３日、パリ五輪に出場するサッカー男子のＵ－２３日本代表１８人を発表した。アジア予選でも活躍しチームをけん引してきた松木玖生（ＦＣ東京）が選考から外れ、Ｘ（旧ツイッター）のトレンドワードには「松木玖生」が。「え、松木玖生が落選なのは移籍の為？？」「なんで松木玖生外したの！」「松木玖生落選はびっくり」などと投稿が相次いだ。

　そもそもメンバーが１８人と少数であることに加え、サッカー界にとっては新シーズンへ向けて移籍が活況になる時期。山本昌邦チームダイレクターはオーバーエージ（ＯＡ）枠を使わなかった理由を含めて「選手の意志、そしてクラブの了承も得ないといけない。移籍が絡んでくると、その先のクラブの了承も得られないといけない。移籍先が決まらなければそことの交渉もできない状況、また監督が代われば選手の立ち位置も変わる。先を見据えてその交渉をするのは困難を極めた」などと説明。特に松木については「移籍の可能性があります。その中で、確実に五輪の期間にわれわれが招集できる確約がとれなかった。それが一番の要因です」と明言した。