関西クラブから選出の3選手が会見 C大阪・西尾「アジア杯で悔しい思いをしたがチャンスをもらった」と五輪へ意気込み
パリ五輪に出場するサッカー男子のU-23日本代表18人が3日、発表された。選出されたJ1のC大阪DF西尾隆矢(23)、G大阪DF半田陸(22)、京都MF川崎颯太(22)が大阪市内で会見した。
西尾は「呼ばれない不安もあったし、呼ばれた時は力が少し抜けた。張り詰めていた気持ちが安心に変わった」と発表の瞬間を振り返り「チームとしては金メダルが目標。個人として、僕はアジア杯(グループリーグ初戦の中国戦)で(レッドカードの)一発退場があり、悔しい思いをして苦しい時期もあったが、こうしてチャンスをいただいた。CBなのでリーダーシップをとって統率したい」と力を込めた。
半田は「去年、左腓骨を骨折し、治った後もプレーがよくなくて、今季いろいろ変えてみてもシーズン最初はプレーもよくなかったが、徐々にコンディションもよくなり、1対1や守備は大岩さんにも評価されてきたのかなと思う」と話した。選出された喜びについて「親に最高の姿を見せたい。そして、今近くで支えてくれる奥さんにも。去年、チームが苦しい時期や僕もケガをしたが、毎日僕の心を元気にしてくれて、今回発表を一緒に見た時も泣いて喜んでくれた」と家族への思いを語った。
京都で若き主将を務める川崎は、U-23の主将について「僕的には(藤田譲瑠)チマがそのままやるのがすんなりいくと思う」と話し「キャプテンマークを巻いていなくても自分でできることを全力でやりたいし、ベクトルを合わせることが大事。陰ながら声を出してチーム支えたい」とキャプテンシーをみせた。
◆西尾隆矢(にしお・りゅうや)2001年5月16日生まれ、大阪府出身。180センチ77キロ。
◆半田陸(はんだ・りく)2002年1月1日生まれ、山形県出身。176センチ70。
◆川崎颯太(かわさき・そうた)2001年7月30日生まれ、山梨県出身。172センチ70キロ。