Ｊ１神戸のＭＦ山口蛍主将が４日、次節・広島戦（５日・エディオンピースウイング広島）に向けたトレーニング後、オンライン取材に応じ「簡単な試合にはならないと思う」と接戦を予想した。

　３月１６日にホームで対戦した際は０－０のドローだった。「互いに決定機がなく、堅い試合だった。あれから時間がたったが広島はずっと上位にいて、強いチームというのは変わらない」と警戒。アウェーの対戦は１６年から８戦未勝利で「あまりいい印象を持っていないが、新しいスタジアムになるので流れを断ち勝ち点３を取る」と意気込みを示した。

　ＤＦ初瀬亮は「広島は力のあるチーム。４位で食らいついていくには負けられない試合。集中して入りたい」と気合を入れた。６月２６日・町田戦は０－０、同３０日・鹿島戦は３－１と、上位との対戦で食いとどまっている。７位の広島戦についても「先制点が大事になる。ＤＦとして０点で抑えきるのは大事。セットプレーも攻撃もやっていきたい」と戦略を練る。

　吉田孝行監督も「今後のリーグ順位も考えた上で、かなり大事な試合に。相手のクオリティーもインテンシティーも高いが、トレーニングしてきたことを出せれば」と話した。