J1町田・平河悠 チーム離脱前最後の試合で勝利に貢献「本当に感謝の気持ちしかない」
「明治安田J1、町田1-0名古屋」(6日、町田GIONスタジアム)
パリ五輪に出場するU-23日本代表にも選出された町田MF平河悠(23)が、海外移籍への準備に向けたチーム離脱前最後の試合で、チームの勝利に貢献した。
「ただの1試合ではなかった。複雑な気持ちもあった。試合に入るために、試合前からしっかり気持ちを作った」という一戦。前半30分にはエリア内左の深い位置でボールを受け、MF下田へパス。これを下田が右足でゴール右へたたき込み先制点を奪った。
後半46分にFWエリキとの交代を告げられた平河は「やりきったじゃないが、後悔もなかったし勝っている状態で交代できて良かった」と振り返り、場内から大きな拍手に送ったファン、サポーターへも「本当に感謝の気持ちしかない。このチームに来て良かった」と話した。
町田はこの日の試合前に、平河が海外移籍へ向けた準備のため名古屋戦後にチームを離脱すると発表。町田の生え抜きでは初の海外移籍となるが「『町田から世界へ』と常々ワードで言われている中で、1人目になりたいと思っていた。1人目としてふさわしい結果を必ず残したい」と意気込みを示していた。