イングランド準決勝へ スイスに先制許すもサカ同点弾 PK戦勝利にサウスゲート監督「しぶとさと粘り強さを見せた」

 「欧州選手権・準々決勝、イングランド1(5PK3)1スイス」(6日、デュッセルドルフ)

 準々決勝2試合が行われ、初優勝を目指すイングランドと1988年大会以来の頂点を狙うオランダが勝ち上がった。10日(日本時間11日)の準決勝で対戦する。前回準優勝のイングランドは後半30分にスイスに先制されたが、5分後にサカのゴールで追い付き、延長後のPK戦を5-3で制した。オランダはトルコに2-1で逆転勝ちし、5大会ぶりの4強入り。

 先制されてようやく目を覚ましたイングランドが、紙一重の勝負を制した。試合内容の乏しさをファンやメディアに批判されてきたサウスゲート監督は「いいサッカーをするだけではなく、しぶとさと粘り強さを見せた」と誇った。後半30分に失点すると3人を同時交代。同35分にサカが右から切り込んで左足でミドルシュートを決めて追い付いた。PK戦ではキッカーは5人全員が成功。3番手で登場したサカは「見ている人は緊張したかもしれないが、自信があった」と胸を張った。

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