日本代表・森保監督が欧州選手権視察終え帰国 日本が出場したら?に笑顔「そこは決勝と言いたい」
サッカー日本代表の森保一監督(55)が8日、ドイツで開催されている欧州選手権の視察を終え、羽田空港着の航空機で帰国した。
最も印象に残った試合に準々決勝のドイツ-スペイン戦を上げた森保監督は「お互い力のあるチーム。事実上の決勝戦とも言われてるような戦いで、お互いが激しく厳しく、高い技術、戦術をもって勝利のために戦いに挑む、出し切るというところを見させてもらったのがすごく印象に残った」と話した。
22年のカタールW杯では両チームに勝利している日本だが「監督が変わっているので」と当時とのチームの変化を感じた様子。ただ、日本が欧州選手権に出場したらどこまで勝ち進めるかという問いには「そこは決勝と言いたいですね」と冗談ぽく笑顔で答えていた。
スペイン代表では16歳のFWヤマルが注目を集めているが、今後の日本代表についても「若い選手たちのアピールを期待している。(ヤマルは)ドイツ戦も勝利に導くアシストをした。16歳でもう世界のトップで出ている。中学生、高校生の選手たちは、自分たちは中学生なんだ高校生なんだではなくて、すでに国を代表した舞台で戦っているという選手がいるということを思って目標に成長してほしい」と新たな力の台頭を望んだ。
その上で「やはり育成年代の環境を変えないといけないと思う。若い選手がトップの舞台に出てくるかというと、育成だけではなくて、トップが経験の舞台を作ってあげるというところも大切。日本もいい選手はいっぱいいると思う」とし、若い選手がトップレベルで経験を積める環境作りの大切さを説いていた。