なでしこジャパン 五輪前最後の国際親善試合へ 主将は熊谷!頼りはやっぱりこのベテラン 悲願の金へ「最高の大会にしたい」
パリ五輪に出場するサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が8日、国内で最後の国際親善試合となる13日・ガーナ代表戦(金沢)へ向け、千葉市内で合宿を開始した。練習前には池田太監督(53)がDF熊谷紗希(33)を主将に指名。21年東京五輪から2大会連続で主将を任されたベテランは、本戦へ向けて「最高の大会にしたい」と意気込みを示した。
やはり、なでしこの主将はこの人しかいない。「練習前に(監督から)言われた」と明かした熊谷。改めて主将に指名され「本当に結果を含めて最高の大会にしたい。そのためにキャプテンとしてやれることは何でもやりたい」と決意を語った。
17年からなでしこの主将に就任。W杯で2度、そして東京五輪でも重責を担ってきた。その経験があればこそ「みんなで作ったからこそ、良いチームができる。良い意味でみんなの助けをもらいながら、いい流れを作っていけたら」と、全員の力を結集して臨んでいく考えを示した。
池田監督も「彼女が持っている経験もあるし。すべての選手にフラットにコミュニケーションを取れる能力もある」と全幅の信頼を置く。熊谷は「期待感はすごい高い。自分自身にも、チームにも期待している」と自信をうかがわせた。
炎天下で汗
この日は炎天下、約1時間半の練習を精力的にこなした。「良い状態で金沢(ガーナ戦)に向かうこと。この暑さで頑張れれば、パリで楽になる」と熊谷。悲願の金メダルを目指し、力強くスタートを切った。