なでしこジャパン 4発締めでガーナ相手に快勝!さあ悲願の金へ頼むぞ!金沢でもらった勇気を力に変えいざ決戦の地へ

 「女子国際親善試合、日本代表4-0ガーナ代表」(13日、金沢ゴーゴーカレースタジアム)

 パリ五輪に出場するサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が本戦前で国内最後となる国際親善試合でガーナ代表と対戦。後半にFW田中美南(30)=INAC神戸=の先制点を皮切りに4得点を奪い快勝した。能登半島地震の復興支援試合として行われた一戦で、池田太監督(53)も収穫を口にするなど、五輪本番へ向けて勢いをつける勝利となった。

 なでしこのエースが勝利への道を切り開いた。後半開始早々の6分だ。FW田中がFW浜野とのワンツーで抜け出すと、エリア内でボールを受けて左足を一閃(いっせん)。ゴール右隅へたたき込む先制弾で、試合の流れを引き寄せた。

 VARでオフサイドのチェックが入ったが判定は変わらず。「ちょっと出ちゃったかなって、VARかぁと思ったけど、良い方に転んで安心した」と笑顔の田中。代表通算37得点は岩渕真奈と並ぶ歴代6位となり「出るからには結果が目標。それが積み重なっているのは良いこと」と喜んだ。

 この1点が重苦しい空気を取り払った。前半23分に相手選手の退場で数的有利となるが、4バックのシステムがうまくはまらず無得点。池田監督は「(相手が)1人減った変化に対応するため」と後半開始から3バックに変更し、怒とうのゴールラッシュを見せる。

 後半20分には田中が頭で落としたところに浜野が右足ボレーで合わせて追加点。2分後にはエリア前左からMF藤野が右足のフリーキックを直接決めて3点目。そして同35分にはFW植木が、藤野のクロスに頭で合わせて4点目を奪った。

 千葉合宿の練習試合から五輪本番想定で中2日の試合。池田監督も「まだまだコンディションを上げていく中で経験値として体感できた」とし、課題のセットプレーから得点も生まれ「いろんな積み上げができ、収穫のある試合」と評した。

 被災地・能登から観戦に訪れた子どもたちも大きな声援を送った。「パリでみなさんに勇気を与えられるような戦いを、そして金メダルを目指して全力を尽くしてくる」と宣言した池田監督。金沢でもらった勇気を力に変え、決戦の地へと旅立つ。

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