J1神戸 最下位札幌に痛恨ドロー 大迫は公式戦4戦連続得点も試合後何度も首ひねる「勝てなかったから」
「明治安田J1、札幌1-1神戸」(13日、札幌ドーム)
神戸は札幌に先制されたが、後半にFW大迫勇也の得点で追い付き、1-1で引き分けて勝ち点41とした。鹿島、G大阪と勝ち点で並び、得失点差で暫定2位。最下位の札幌は連敗を8で止めた。FC東京は2-0で新潟を下し、連敗を2で止めて勝ち点36とした。
最下位相手に白星をつかめず、神戸イレブンの表情は硬かった。0-1で迎えた後半の立ち上がりに大迫のゴールで追い付き、かろうじて勝ち点1を確保。吉田監督は「決定機を決めきれず、徐々に攻められなくなった」と淡々と語った。
けが人の影響もあり、新人の山内がリーグ戦で約3カ月ぶりに中盤で先発出場した。ただ位置取りが良くなく、前線との連動がいまひとつ。「ゴールへの迫力や、がむしゃらさが欲しい」(吉田監督)と、後半開始から山内に代えて佐々木を投入。すると3分に佐々木のクロスをエースFWが頭でぴたりと合わせた。その勢いで勝ち越しを狙ったが、ゴールは遠かった。
大迫は公式戦4戦連続得点にも喜びは少なく「勝てなかったから」と試合後は何度も首をひねった。昨季王者にとって痛い取りこぼしといえる引き分けだった。