J1町田・黒田監督「相手の事故を誘った形になりましたけど」堅守で1点を守り切る「2点目を取ることよりも」
「明治安田J1、東京V0-1町田」(14日、味の素スタジアム)
町田が前半6分の先制点を守り切り、アウェーで東京Vに勝利しリーグ戦3連勝。勝ち点を49に伸ばし、首位を堅守した。
試合後の会見で黒田剛監督は「相手の事故を誘った形になりましたけど、1点が我々にとってすごく大きかったなという印象です。2点目を取るということよりも、この1点をしっかりと死守していくこと。これが次のゲームにつながっていくということを選手全員がしっかりとこういう形で捉えて志向してくれた」と話した。
U-23日本代表でパリ五輪離脱前最後の試合となるFW藤尾が先発。また、先月の天皇杯2回戦の筑波大戦で負傷離脱していたMFナ・サンホが先発で復帰出場となった。
前半6分、ロングボールを起点に相手陣に侵入すると、右サイドのDF鈴木がボールを受けゴール前に速いクロス。これに藤尾が反応して飛び込むと、結果的に相手DFのオウンゴールを誘う形となり先制した。
前半はその後も前からのプレスで東京Vの攻撃の芽を何度もつぶしてボールを奪い、町田が相手ゴールをおびやす展開が続いた。
後半に入ると、縦へのパスを増やした東京Vに徐々に流れをつかまれる展開に。それでもGK谷が好セーブを連発するな、最後までゴールを許さなかった。
東京Vは5月にアウェーで町田に0-5と大敗したリベンジを果たせず。後半32分に怪我から復帰した主将のMF森田とチーム最多得点のFW木村を投入するも、最後までゴールを奪えず、勝ち点31で足踏みした。