神戸・武藤嘉紀 32歳迎え決意 「自分にむち打って」「自分の価値高めないと」契約最終年で残留へアピール

 練習後、誕生祝いにクリームの洗礼を浴びる武藤(中央)
 練習する武藤(左)と本多
 練習する(左から)扇原、大迫、武藤
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 15日に32歳の誕生日を迎えたFW武藤嘉紀が16日、神戸市内のクラブ施設で公開トレーニング後にチームメートやファンから祝福を受け「ここからは自分自身でプラスアルファをやらないと弱くなっていく年代なので、自分にむち打ってサッカーと真摯(しんし)に向き合いたい」と決意を新たにした。

 今年初めには、目のトレーニングを取り入れたことを明かしたが、現在は負荷をかけた後にジャンプをするなど瞬発力のトレーニングをしていると明かし「この年齢になると不安もあるし、だからこそ少し重いのを持って瞬発力をさらに上げる。キレを上げることにもフォーカスして、リスクを負ってでもトレーニング」とさまざまなトレーニングから取捨選択し、年齢を重ねても動ける体を求めていく。

 21年8月にイングランドプレミアリーグ・ニューカッスルから神戸に移籍し、今季が3年半契約の最終年と明かし「チームにアピールしないといけない。自分の価値を高めないといけないのでケガもできない」と、残留へ向けまだまだ若手に負けない姿勢を示した。

 「32歳になっても、J1の素晴らしいクラブでプレーできているのは本当に幸せ。ここから先もどうなるかわからないが、何一つ自分の選択に後悔はないし、イギリスで試合に出られなかったり、辛い思いを経験したこともあったが、それですらやっぱりいい経験だと思う」と充実ぶりを振り返った。

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