神戸MF扇原「ケガ人多くて苦しい時も勝っていかないと優勝は見えてこない」酒井、宮代欠く中で名古屋戦
J1神戸のMF扇原貴宏(32)が19日、次節の名古屋戦(ノエビアスタジアム神戸)に向けたトレーニング後にオンライン取材に応じ「前節の札幌戦は引き分けたので、勝ち点3を取りたい」と、リーグ中断期間を前に最後の試合へ気合を込めた。
現在、首位・町田から勝ち点8差で3位につける。DF酒井高徳、FW宮代大聖らが相次いで負傷離脱と台所事情は苦しいが、扇原は「ケガ人が多くて苦しい時でも勝っていかないと、優勝は見えてこない。今季はいい選手がたくさん入ったし、チーム力の高さを見せられるいい機会」と、連覇へ試される時期だと強調。「数年前の神戸なら、この順位でいい位置にいると思っていたかもしれないが、今年は選手、スタッフのだれもいい位置にいると思っていない」と話し「昨年優勝し、全員が勝利に対して貪欲になっている」と意識の底上げに手応えを示した。
吉田孝行監督(47)は「いろんなポジションでだれがどこをできるかは頭に入れてやってきている。あとはだれをチョイスするか」と、ケガ人のカバーも心配ないとした。