日本代表・森保監督 佐野海舟容疑者に言及「サッカーに関わるものとして残念」「これからも勝利に貢献してくれる選手だと思っていた」

 サッカー日本代表・森保一監督が20日、国立競技場で行われた町田-横浜Mを観戦。試合後、30代女性への性的暴行により警視庁に不同意性交容疑で逮捕された元日本代表MF佐野海舟容疑者(23)について言及した。

 森保監督は「サッカーに関わるものとして、残念なことと思います。ただ、起こったことの詳細が分からないので、どうコメントしていいかというのが正直なところ。代表では招集した選手ですが、普段を見ていない。彼がどういう生活をしているのか、どういう日常を送っているところまで見ていないので、コメントはしづらいところはある。これから日本代表のサッカーの勝利に貢献してくれると思っていた選手だったので残念」と言葉を選びながら語った。

 佐野容疑者は20代の知人男性2人と共謀し、14日午前に東京都・湯島のホテルで女性に性的暴行をした疑い。女性が直後に通報し、駆け付けた警察官がホテル近くで3人を発見。同日中に逮捕された。

 JFA・宮本恒靖会長(47)は「代表選手に対して再度教育をしていく必要があると考えている」とも話した。森保監督は「代表の舞台であっても、活動するうえで姿勢や態度、心構えは共有しているところはある。Jリーグ全体でも教育の場があったり、各クラブで行動指針は伝えられている。教育をしてないということはない」と強調しつつ、「少年少女であったり多くの方に夢や希望を与えないといけない立場。日常生活から自覚を持つことが大切。人として、社会人としてどうあるべきか、常識を持って行動できるように前に進んでいきたい」と語った。

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