J1神戸 新人・山内が今季2点目、菊池が一時勝ち越し弾も、終了間際PK喫し2試合連続ドロー

 後半、山内が同点ゴールを決める
 前半、ヘディングで同点ゴールを決める神戸・佐々木(右端)
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 「明治安田J1、神戸3-3名古屋」(20日、ノエビアスタジアム神戸)

 歓喜もつかの間、神戸は今季最多3失点で2試合連続ドローとなった。

 1-2の後半45分、直前の同44分から出場した新人のMF山内が左サイドを駆け上がり同点ゴール。土壇場で追い付いた。「結果的にゴールが生まれたのは良かった」と振り返った。4月13日・町田戦の初先発初ゴールに続く2得点目に、「町田戦もそうだし、今日も、チームとして意味のあるゴールを捉えたのは自分にとってポジティブ。チームを助けるプレーをどんどんしていきたい」とはにかんだ。

 前節の札幌戦は先発出場も、納得のいくプレーができず「試合後に、吉田監督からも『ボールをはこぶこともできるんだからどんどん出していけばいい』とアドバイスをもらった。何かできるプレーを増やしてもらった」と攻撃的なポジションにもはまった。

 同追加タイムには途中出場のDF菊池が長身を生かしたヘディングで今季初ゴール。一時は勝ち越しとなる貴重な得点に「当たっていい感じに飛んだので、入るかなと思った」と振り返った。「試合に出て活躍するのが今の目標なので、何分出ても結果を残すことは引き続きやっていきたい」と力を込めた。

 しかし、守備の面では課題があらわになった。前半22分には、DFトゥーレルのパスミスから先制点を許し、勝利目前の終了間際にはボールを追って飛び出したGK前川が相手選手に激突しイエローカード。PKで同点にされた。

 ケガで離脱中のDF酒井、FW宮代らに加え、この日はMF山口もベンチ外。戦力ダウンが否めない中で守備のほころびから失点した。吉田監督は「失点も判断ミスからだったし、3点とも防げた」と勝てる試合をものにできなかったことを反省した。

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