カズ JFL最年長出場更新もゴールはお預け 「フットボールをやった実感を得たい」 休息日は「ちょっとくらいフィーバーしても」

 「JFL、滋賀2-2鈴鹿」(21日、布引総合運動公園陸上競技場)

 J2横浜FCから期限付き移籍した元日本代表FW三浦知良(57)が後半16分から途中出場し、57歳146日で自らの持っていたJFL最年長出場記録を伸ばした。しかし22年11月12日・FC大阪戦でマークしたJFL最年長記録の55歳259日を更新するゴールはお預けとなった。

 2-1とリードの展開で入ったが、押し込まれる展開が続き、同21分には同点に追いつかれた。試合後は「ほとんどディフェンスしかしていない感じで、攻撃の形が30分間ほとんどできなかった。ボールを触る機会も少なかったし、ディフェンスに追われてしまった」とやや消化不良気味。「ディフェンスをみんなと一緒にやることも自分のプレーなのでやらなきゃいけない。ただ自分はフォワードなので、こういう試合は終わった時にフットボールをやったかっていう実感っていうのは少ない。そういう実感を得たい」と、ゴールへの熱意を表した。

 37度を記録した滋賀県東近江市での試合に2067人が詰めかけた。声援を受けた三浦も「サッカーをやる環境ではないかなという風にはちょっと思うけれど。でもみんなこの中でやっているから、自分も元気でやっている以上は、この暑さを自分で受け入れてやらなきゃいけない」と自らを奮い立たせた。

 今後は中断期間に入り、9月1日・沖縄戦(三重交通Gスポーツの杜)でリーグ戦が再開する。「疲労は蓄積されているが、仕事なので休むわけにはいかない。しっかり食べて、しっかり寝て。ここから2、3日は休みなので、ちょっとくらいフィーバーしてもいいんじゃないかな?と思う」と息抜きの必要性を説いて笑いを誘うと、「7月30日からまたチームが集合して練習をやるので、整えていきたい」と表情を引き締めた。

 ◆三浦知良(みうら・かずよし)1967年2月26日、静岡市出身。サントス(ブラジル)、ジェノア(イタリア)、クロアチア・ザグレブ(クロアチア)、読売クラブ、ヴェルディ川崎、京都、神戸などに在籍。93年にJリーグ初代MVP、95年には得点王に輝いた。J1は326試合出場139得点、J2は249試合出場24得点。日本代表では国際Aマッチ89試合55得点。177センチ、72キロ。

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