神戸・吉田監督 スタッド・ランス戦へ「あの2人に仕事をさせない」 伊東純也、中村敬斗封じで成長促す
J1神戸の吉田孝行監督が2日、3日に行われるフランス1部のスタッド・ランスとの親善試合(ノエビアスタジアム神戸)に向けたトレーニング後にオンライン取材に応じた。「海外のチームと対戦する機会はそうない。ベンチ入りメンバーも公式戦より多いので、多くの選手を出場させられれば」と若手に経験を積ませる機会になると話した。
相手にはFW伊東純也、FW中村敬斗が所属。2人について「スピードもテクニックも素晴らしい選手。まずは自分たちのサッカーをすること。あの2人に仕事をさせないことが大事」と日本代表の実力者たちを止めることがチームの成長につながると強調した。7月27日にはイングランド・プレミアリーグのトットナムに2-3で敗れたが、吉田監督は「相手のスピードの上がり方など勉強になった。われわれももっとディテールにこだわって突き詰めたい。変化を見られれば」と世界トップレベルを体感することで上積みを図る。
MF鍬先祐弥は「今回は公式戦ではないが、1試合にかける思いは強いし、リーグ戦に向けていいアピールができれば」と話し「世界のトッププレーヤーと試合ができるのは楽しいし、いい経験になっている」と対戦を待ちわびた。7月に育成型期限付き移籍先のJ3讃岐から復帰したFW冨永虹七は「ここで結果を残して、リーグ戦にも絡んでいけるようにしたい」と気合を込めた。