Jリーグで異例の4回中断 落雷とVAR機材のトラブルの影響で 試合は東京Vが広島に0-1で敗れる
「明治安田J1、東京V0-1広島」(7日、味の素スタジアム)
東京Vは異例といえる4度の中断を挟んだホームでの一戦で、広島に敗れた。VAR機材の影響で3度、落雷で1度と、合わせて1時間35分以上試合が中断した。
19時キックオフの試合開始から雨は降っていなかったが、何度もスタジアムの周囲で落雷が鳴り響いた。そんな中、直接的な関係は不明だが、VAR設備の故障があったとして主審から両監督への説明があり、前半15分ごろまでに2度中断を挟んだ。
すると前半20分ごろ、主審が選手らをロッカールームに引き上げるように指示を出し試合が中断。スタジアムの電光掲示板、アナウンスで「落雷の恐れがあるため試合を一時中断します」と説明された。その後スタジアムは落雷と豪雨に見舞われ、照明が落ちた瞬間もあった。
20時30分ごろに試合続行可否の最終判断が下され、50分から再開。中断時間は約1時間30分だった。雷、雨はやんでおり、中断の追加タイム4分を含めて前半を0-0で折り返した。
小雨の中始まった後半。10分ごろに再び主審が電光掲示板を指さすしぐさを見せると、VAR機材のチェックのため4度目の試合中断。主審に集められた両監督は冷静に話を聞き、約2、3分後に試合は再開された。
集中力を切らさないという意味でも難しい試合となった一戦は、後半33分にCKからのこぼれ球をDF佐々木に流し込まれて失点。5度目の中断は起きず、試合もそのまま0-1で東京Vが敗れた。
また、この日埼玉スタジアムで行われる予定だった浦和-柏の試合が、雷雨のため中止することが発表されていた。