「明治安田Ｊ１、町田０－１湘南」（１１日、町田ＧＩＯＮスタジアム）

　首位の町田は、最後まで得点を奪えずホームで１７位湘南に敗れ直近３試合で勝利なしとなった。ただ、この日２位の鹿島が磐田に逆転負けしたため勝ち点差は３のままとなっている。

　試合後、黒田監督は「今までずっとやってきたことが、ここに来てかなり散漫になってきていることがすごく見られる。そこが試合を通じてかなり気になるところではあった。長期のオフ明けから選手の入れ替えがあったんですけど、新しい町田ゼルビアで勝ち点３をとることが選手たちの勇気にも確信もつながると思う。まずは一つ、是が非でも次のホーム戦をものにする気持ちで、さらに厳しい目を持って本記度を出して勝利を目指して取り組ませたい」と話した。

　前半立ち上がりは町田ペース。敵陣に入り、多くのセットプレーからチャンスを作る。１１分にはゴール前左でＭＦ相馬がカットインからシュートを放つもポストバー直撃。３５分には中盤でボールを奪いショートカウンターから、左の相馬のワンバウンドクロスにＦＷオセフンが滑り込みながら合わせてゴールネットを揺らしたが、ＶＡＲ介入の結果オフサイドで取り消しとなった。試合を優位に進めながら得点を奪えず、前半を０－０で折り返した。

　すると後半開始早々、ＭＦ田中が細いコースを通す絶妙なアシストもありＭＦ池田に先制ゴールを許す。その後はブロックを敷く湘南の守りにはね返され続け、終了間際の猛攻も届かなかった。　相馬は「あれだけ前半押し込んでた時間があったので、そこで仕留められなかったのが今日の敗因かなと思います」と肩を落とした。