神戸がJ1通算300勝 J1通算150試合のFW武藤が2発で逆転「この1勝は連覇という部分でも重要」

 後半、自身2点目のゴールを決める神戸・武藤(11)。GK飯倉
 後半、自身2点目のゴールを決め、祝福される神戸・武藤(右から2人目)
 後半、ゴールを狙う横浜M・天野(奥)
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 「明治安田J1、横浜M1-2神戸」(11日、日産スタジアム)

 主力を欠く神戸が逆転で、7月5日・広島戦(Eピース)以来のリーグ戦勝利で、J1通算300勝を達成した。

 前半42分にセットプレーからの失点で3連勝と勢いに乗る横浜Mに先制点を献上するが、その2分後にFW大迫へのファウルで得たPKを、FW武藤が冷静にGKの逆を付くゴールで同点に追いつく。

 さらに後半20分には広瀬のパスに右サイドを抜け出した武藤がエリア内に侵入し、GKの股を抜くシュートで勝ち越しのゴールを挙げた。

 神戸は主将・山口、MF初瀬らが故障の影響で欠場。さらに前節で退場処分となったMF飯野、DFトゥーレルが出場停止という状態での勝利に、吉田監督は「けが人が多い中で得た勝ち点3は大きい」と評価した。

 自身もJ1通算150試合出場を達成した武藤は「(記録は)全く考えていなかった。今日勝ち点を落とせば、確実に優勝はないと思っていたし、試合前にチームメートにもゲキを飛ばしていた。この1勝はチームにとって、連覇という部分でも重要だったと思う」と話した。

 首位・町田とは勝ち点5差に縮まった。混戦となってきた上位陣の争いだが「満足したチーム、慢心したチーム、過信したチームからどんどん脱落していく。この勝利がただの通過点に過ぎないっていうことを、チームのみんなで共有していかないと」と次節のG大阪戦へ気を引き締めた。

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