J1広島が4連勝で3位浮上!3年ぶり復帰の川辺が新スタで初プレー「上位争いだけで終わるつもりない」アルスランはJ初得点の2得点
「明治安田J1、広島2-0C大阪」(11日、エディオンピースウイング広島)
広島が今季初の4連勝で3位に浮上した。3年ぶりにチームへ復帰した川辺駿が新スタジアムで初プレー。7月下旬に加入したばかりの新助っ人、トルガイ・アルスランが途中出場でJリーグ初得点を含む2得点の大活躍を見せた。
川辺は復帰戦でいきなりスターティングイレブンに名を連ねると、後半18分までプレー。前所属のベルギー1部のスタンダール・リエージュでは開幕への準備段階だったため、「独特の暑さの中でプレーするのはキツかった」と明かすも、豊富な運動量でハイプレスを仕掛ける場面もあり、「自分のベストを尽くせたと思う」と胸を張った。
3年ぶりの広島復帰。試合前には場内で「おかえり」とアナウンスされ、サポーターからの大歓声の中でピッチに立った。新たな本拠地でのプレーを終え、「自分のチャントを歌ってもらえてうれしかった。このスタジアムで、またサンフレッチェ広島のエンブレムをつけて、プレーできたのはうれしい。上位争いだけで終わらせるつもりはない。帰ってきただけではダメ。自分の力とチームの力も借りながら、もっと上にいければいいなと思う」と決意を新たにした。
アルスランは川辺に代わって後半18分から投入されると、後半33分に先制のネットを揺らし、同40分にはゴール前でキックフェイントを入れる落ち着きを見せて2点目もゲット。本拠地でJリーグ戦初得点を挙げ、「ファンに対するあいさつという意味でも素晴らしい記憶に残る形になった。自分のことを信頼して前目で使ってくれた監督に感謝したい」と語った。
頼もしい新戦力2人の活躍にスキッベ監督は「トルガンも駿も、安定した守備がありながら、シュートで点をとることができる。(2人を)前にずらすことはこれからも十分に考えられる。それがうまく機能していければいいと思う」と今後の起用法に言及。「今日のチームのパフォーマンスに満足している。全体でコンパクトに守ることができた。特に後半の出来に関しては素晴らしかった」と賛辞を惜しまなかった。