FC東京・DF岡哲平、ダービーの東京V戦へ「絶対に負けちゃいけない相手」と闘志 小平練習場は横断幕50枚以上掲示

 J1・FC東京のDF岡哲平(22)が14日、都内の小平グラウンドで取材に応じ、東京ダービーの次節・東京V戦(17日、味の素スタジアム)に向けて「絶対に負けちゃいけない相手。最後は気持ちで負けちゃいけないと思うので、その面で絶対に相手よりも上回りたい」とアカデミー時代からの強いライバル心を口にした。

 4月に行われた東京ダービーは前半に2点を奪われ退場者を出す劣勢ながら、試合終了間際に追いつく劇的な展開。当時はベンチ外だった岡だったが、6月22日の湘南戦からスタメン出場が続いており、待望のダービー戦出場に胸を高ぶらせている。

 この日は早朝からファン・サポーターが集い、練習場に50~60枚の横断幕が掲示。練習後にはチャントを熱唱し「ヴェルディには負けられない」という声が響き渡った。決戦前の異様な雰囲気に岡は「もう気持ちが高ぶりました。サポーターからの熱い応援が自分たちの背中を押してくれるので結果で証明したい」と決意を語った。

 東京VのFW木村勇大とは全日本大学選抜のチームメート。ライバル意識もあるといい「木村選手は背負うとか推進力が結構ある。そこをシャットアウトしてはじいたところのセカンド(ボール)を拾えれば自分たちの流れが来ると思う。自分たちは前線の3枚をしっかりはじいて味方につなげることができれば」と話した。

 チームは約1カ月、白星から遠ざかっている。東京Vとの勝ち点差も3で、いろいろな意味で負けられない一戦だ。「ほんとに結果しか見てない。内容は結果の次に求めて、まずは勝つっていうことを前提に取り組んでいきたい。0で抑えて勝ちたい」と言葉に力を込めた。

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