「明治安田Ｊ１、町田－磐田」（１７日、町田ＧＩＯＮスタジアム）

　町田のＦＷ藤尾がＰＫを蹴る場面で、主審がボールを交換させる一幕があった。

　新加入の日本代表ＤＦ中山のゴールなどで３－０と、町田３点リードで迎えた後半１４分だ。右の藤尾が折り返したボールが相手選手の手に当たったとして、ＶＡＲが介入。スタジアムの映像を確認し、ハンドを確信した藤尾は水を飲みながらボールを手にした。

　主審がＰＫを告げた後、ゴール付近で水を飲む一連の動作の中で、藤尾が水をボールにかける。場内が若干沸く中、主審が藤尾のもとに寄った。少し話をした後、ボールを取って入れ替えを指示。藤尾は両手を広げて「なぜ？」のポーズを取った。

　それでも藤尾は冷静にＰＫをゴール右に打ち込んだ。今季９得点目にガッツポーズを見せ、喜びを爆発させた。