好調のFC東京・野沢大志ブランドン、A代表復帰へ言及「まずはチームに貢献。代表は自然についてきてくれたら」

 FC東京・GK野沢大志ブランドン(21)が20日、小平グラウンドでの練習後に取材に応じ、9月から始まる26年W杯アジア最終予選メンバー入りについて言及した。

 A代表に選出されれば、1月のアジア杯以来の復帰となる。GKは鈴木彩艶(パルマ)、小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)、前川黛也(神戸)、大迫敬介(広島)、谷晃生(町田)ら競争が激しい。野沢は「まずはチームで活動してるので、そこでしっかりと貢献したい。代表は自然についてきてくれたら」と思いを口にした。

 参加したパリ五輪ではGK小久保玲央ブライアンが全試合フル出場したため、出番が回ってこなかった野沢。だが、帰国後はリーグ戦で好調だ。7日のG大阪戦、17日の東京V戦では好セーブを連発。チームを救う活躍で無失点に貢献した。「自分としては、ほんとにキーパーをやってて楽しいっていうこと。チームに貢献したい気持ちと支えてくれてた人たちにも喜んでもらえるようにっていう気持ち」と心境を明かす。

 ベスト8に終わったパリ五輪。不完全燃焼に終わっても、気持ちを引きずらなかった。「浮き沈みしても、気持ちは常に前を向いてっていうのが今につながってるのかな」と分析する。

 ただ、チームは直近3試合で得点がなく、7月13日の新潟戦を最後に白星から遠ざかっている。ズルズルいかないためにも、次節の京都戦で悪い流れを払拭したいところだ。若き守護神は「本当にみんなが納得いってないと思いますけど、それでもみんな必死にやっている。同じ方向を向いて結束して、京都戦がチームにいいきっかけをもたらしてくれる日になったら」と意気込んだ。

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