J1川崎、鳥栖から完全移籍のMF河原がチーム合流 降格圏の古巣に「本当に悩んだ。このタイミングで出ていいのかと」と心境吐露

 J1川崎は20日、J1鳥栖から完全移籍でMF河原創(26)を獲得したと発表。背番号は「19」に決まった。

 河原は熊本・大津高から福岡大を経て、当時J3の熊本に加入。昨季から鳥栖へ移籍し、今季もリーグ戦26試合(1得点)に出場した。この日から川崎の練習に合流。髪色も金髪から黒髪で心機一転し、新天地での第一歩を踏み出した。

 現在、鳥栖はJ2降格圏の19位と低迷。加入後は主力として出場していただけに「本当に悩んだ。監督も代わって順位も降格圏。その中で自分も試合に出ていたので、このタイミングで出て良いのかというのはあった」と移籍は簡単な決断ではなかったという。

 それでも「自分自身もチャレンジしたい気持ちがあった。何回か対戦もしてここ(川崎)でやってみたいなと思っていた」と、さらなる成長を目指す思いが決断を後押ししたことを明かした。

 今夏にMF瀬古樹が海外移籍のためにチームを離脱した川崎。河原にはボランチとしての活躍が期待される。練習初日の動きを見た鬼木監督も「積極的にやろうとしている。元々運動量はある選手。なかなかウチのチームにはいないタイプだと思うので、それを発揮してほしい」と話した。

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