サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のＭＦ長谷川唯（２７＝マンチェスターＣ）が２０日、新シーズンへ向けての出国前に羽田空港で報道陣に対応。クラブに日本人３選手が新たに加入した今季への期待感の大きさを語った。

　今季からＧＫ山下杏也加（２８）、ＤＦ清水理沙（２８）、ＦＷ藤野あおば（２０）と、代表でともに戦う３選手がマンチェスターＣに加入。長谷川も「クラブに日本人が増えることはすごくうれしいし、海外のチームに日本人が評価されていると感じる。切磋琢磨（せっさたくま）して頑張りたい」と喜んだ。

　リーグ優勝と欧州女子ＣＬでの躍進を目標に掲げる中で「去年までは見せられなかったコンビネーションだったりも見せられるようになるし、すごく自分も楽しみ。シティーにとってポジティブな補強」と期待感をにじませる。

　３選手を良く知る長谷川は「シティーに合う選手たちが来たなたという印象。３人がフィットできない可能性はないし、不安もない」と太鼓判。「３人が自分らしさを出せるように生活面も含めてサポートできれば」と全面的に支援する構えだ。

　今夏のパリ五輪はベスト８に終わり「自分のパフォーマンスに納得できなかった大会」と振り返ったが、イングランドリーグで３人が高め合うことは代表のレベルアップにもつながる。長谷川は「シティーだったらなおさら、ああいうプレースタイルは日本人にとって勉強になるし、良い刺激になる。みんな代表に生かせると思う」と話した。