佐々木則夫女子委員長、なでしこJ池田太監督の退任に「世界大会ベスト8どまりは目標とする部分ではない」準備不足も指摘 後任は「これから」

 日本サッカー協会は21日、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の池田太監督(53)の退任を発表した。都内で取材に応じた佐々木則夫女子委員長(66)は後任について「まだこれからです」とし、国内外問わずに検討していくとした。

 池田監督には19日に伝えたという。佐々木委員長は池田監督のスタッフ、選手とのコミュニケーションや雰囲気づくりを評価しつつも「しかし、試合の内容もだが、結果として世界大会ベスト8どまりというのは、ままならなく、目標とする部分ではない。ベスト4に行ってさらに注目を集め女子サッカーの繁栄につながるという大きな使命がある。その中で、今後世界大会でそういったところまで到達するには新たな人選が必要だろうと判断しました」と説明した。

 また、「もっともっと準備をしないといけない。そういった要素が少し足りなく、選手に対してもそれを植え付けないといけないが、なかなか熟知できていなかった」と、世界大会における決勝トーナメントでの準備不足についても指摘した。

 直近では10月26日に東京・国立競技場での「MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024」を控えている。佐々木委員長は暫定監督も視野に入るとし、「理想はそれに間に合えば。難しかったらあまり慌てなく。間に合わすということにこだわらずに進めていきたい」と慎重な姿勢を示した。

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