なでしこ・池田監督が退任 後任は史上初となる日本人以外も視野 世界王者奪還へチームは再スタートへ
日本サッカー協会は21日、女子日本代表「なでしこジャパン」の池田太監督(53)が契約満了に伴い、退任すると発表した。都内で取材に応じた佐々木則夫女子委員長(66)は後任について「まだこれから。日本のみならず世界にも候補を広げた中で検討を始めている」と説明。日本人以外の指揮官となれば史上初となる。
2021年10月から指揮を執った池田監督。佐々木委員長は選手、スタッフ間とのコミュニケーション、雰囲気づくりを評価した一方で、23年W杯、今夏のパリ五輪ともにベスト8に終わった結果を重く見た。「ベスト4入りでさらに注目を集め、女子サッカーの繁栄につながるという大きな使命がある」と強調。後任候補は海外リーグ、男子サッカー、五輪経験者ら、枠組みにとらわれずに精査を進めていく。
直近では10月26日に東京・国立競技場で国際親善試合(相手未定)が控える。佐々木委員長は「理想はそれに間に合えば。難しかったらあまり慌てず」と話し、暫定監督で戦う可能性を示唆。世界王者奪還へ、なでしこジャパンが再スタートを切る。