2桁得点リーチから試練続く東京V・FW木村勇大「点を決めたらまた新しい道が見えると思う」約2カ月ぶりの得点へ意欲

 J1東京VのFW木村勇大(23)が23日、次節の鹿島戦(25日、味の素スタジアム)に向けた練習後にクラブハウス内で取材に応じ、「どんな形でも1点を取れるようにやりたい」とチーム4試合ぶりの得点へ意気込んだ。

 前半戦にゴールを量産した木村に、試練が続いている。6月15日の広島戦で9得点目を挙げたのを最後に、2カ月以上ノーゴールが続く。自身初となる2桁ゴールを前に「なんでここで止まってるのか分からないですけど」と本音も漏らした木村。チームのシステム変更で1トップを担うようになり、相手のマークが集中して求められるタスクも増えた。それでも、自身がもう一皮むけるための試練と捉えている。

 「解決する方法は多分ゴールしかない。ストライカーである以上、点を決めたらまた新しい道が見えると思う。とにかく最近シュートを打ててないので、いかに打てる状況を自分で作るかっていうのと、打てるポイントに自分が居続けるかっていうのが大事。(次は)すごい重い点だと思いますけど、そこを取れるように頑張りたい」

 全体練習後には森下仁志コーチの指導のもと約20分間、居残り練習にはげむ。同コーチと1対1で話す機会も多いといい「結構、自分1人で考え込んじゃうこともあるので発散じゃないですけど、言って意見をもらってっていうのはすごいやってもらっているので、そこは自分の中ですごいありがたいです」と明かした。

 チームとしては通算800得点まであと1としてから3試合足踏みが続いている。「1番前で出てる自分が決めないとダメだと思います。決めるためにそのポジションにいると思うんで、俺が決めたいです」と力強く語った。

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