東京Vが鹿島を破る FW山見がクラブ通算800得点のメモリアル弾含む2得点の大活躍
「明治安田J1、東京V2-1鹿島」(25日、味の素スタジアム)
東京VはFW山見の2得点の活躍で、ホームで鹿島に勝利。7月20日の福岡戦以来、4試合ぶりの勝利を飾った。
東京Vは契約の関係で鹿島から期限付き移籍のFW染野、MF松村、DF林が出場不可。主力3人を欠く中、チームの総合力が試される一戦で、前節からFW山見、MF綱島、DF千田が変わって入った。
前半中盤までは両チームの守備が固く、互いになかなかシュートをうてない。しかし飲水タイムを挟んだ30分、山見のパスを受けた木村が枠を捉えるシュート。これは相手キーパーに阻まれた。追加タイムにはカウンターから最後は山見が狙い澄ましたシュートを放ったがポスト直撃。決めきれず、前半を0-0で折り返した。
後半もチャンスを作る中、18分に均衡が破れる。DF綱島がドリブルで前線まで運び、途中から右に移った山見へパスを送る。山見がこれをゴール右上に打ち込んだ。チーム4試合ぶりの得点、そしてクラブのJ通算800得点とメモリアルな一撃で先制した。
さらに30分、MF斎藤のシュートのこぼれ球に山見が反応し押し込んで追加点。その後は鹿島の猛攻を受けるも、GKマテウスが好セーブを連発する。後半45分にPKで一点差に迫られたが、執念の守備で追加タイム11分を耐えきり熱戦を制した。
鹿島はリーグ戦3試合勝利なし。首位町田に近づくことができなかった。