神戸3位浮上!逆転Vへ首位町田と勝ち点「5」差 宮代2戦連発チーム最多タイ9得点目 吉田監督「最後は頂点に」
「明治安田J1、神戸2-0鳥栖」(25日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸はFW宮代大聖(24)、MF佐々木大樹(24)の得点により、鳥栖を2-0で下して3位に浮上した。2位の広島は柏に2-0で快勝し、1994年以来30年ぶりの6連勝。首位の町田は新潟と0-0で引き分け、勝ち点差は2に縮まった。東京Vは鹿島に2-1で勝って10位。鹿島は4位に後退した。
神戸が若い攻撃陣の得点で快勝し3位に浮上、首位・町田との勝ち点差を5に詰めた。
先制は前半33分、FW武藤の右サイドからのクロスに宮代が左足で合わせた。2022年に在籍した古巣相手に決めたキャリア最多9点目。足のケガから復帰した前節・G大阪戦から2試合連発で、武藤と並ぶチーム得点トップに浮上した。「クロスのシュートは得意。もっと呼び込んで、点を取れるようにしたい」と自賛した。
左ウイングで結果を出し「もっと良くなる感じはする」と手応え。吉田監督は「彼はFWやインサイドハーフにこだわりがあるが、ウイングでも点を取れると伝えていた。僕の頭にあったオプションの1つ」と起用の意図を明かした。
後半には宮代に代わって出場した佐々木がヘディングで2点目。武藤、DF初瀬、武藤とつながれたパスに合わせた。「チームとしてほしい時間帯にゴールが取れた。2点目が大事だと思っていたので」とチームを助ける得点を振り返った。
ケガで離脱していたMF山口が後半途中に復帰。最近数試合で課題だった試合終了間際の失点も防ぎ切った。吉田監督は「終盤は相手に押し込まれるシーンもあったが、無失点で終えられた」とたたえた。上位を追う立場にも「順位より目の前の試合に集中する。残り10試合、この試合のようにやれば最後は頂点に立てる」と力を込めた。