J1首位の町田・DF昌子 横浜Mに続く監督解任後の初陣となる浦和戦に警戒「やっぱり嫌ですよ」「しっかり勝つ準備をする」

 J1町田のDF昌子源主将(31)が28日、町田市内での練習後に取材に応じ、ペアマティアス・ヘグモ監督解任後の初戦となる浦和戦(31日、国立競技場)に向けて意気込んだ。

 町田にとって、直前に相手指揮官が変わるのはハリー・キューウェル監督が解任された7月20日の横浜M戦に続いて2度目。同試合は1-2で敗れ、当時暫定監督だったハッチンソン監督に初勝利を献上した。それだけに昌子は「やっぱり嫌ですよ」とうなずき、こう警戒した。

 「チームの成績が良くて(監督が)代わるって絶対ない。だから僕も経験がありますけど、そういう時の選手の心理っていうのは、監督だけの責任ではないし選手も結果を出せなかった。だからこそやらないとってなってくる。マリノスさんも強かった。モチベーションのところは普通の試合とは少し違うと思う」

 ただ、「僕らがどうこうなるレベルの話ではない。僕らは僕らでしっかり勝つ準備をするだけ」と、より自分たちにフォーカスを向けるつもりだ。敗れた横浜M戦の舞台で、今季ここまで2敗の国立競技場の苦手意識を払拭したい。

 0-0のドローに終わった前節の新潟戦は、ほとんどシュートを打てなかった。昌子は「チームとしてイージーなロストがあった。基本的にボールを持つ相手だからこそ、ボールを取った時に遅攻にするのか速攻にするのかの判断だったり、時間の使い方は新潟さんに比べると工程を踏んでいた」と反省を口にする。

 前々節の磐田戦では4得点を記録したものの、8月以降は4試合中3試合が無得点で得点力の低下は否めない。この日の練習前には約1時間超のミーティングが行われ、攻撃面の課題を共有。練習では黒田剛監督がカウンターやチャンスでの質の重要性について、強い口調で何度も選手に訴えた。6連勝中の2位広島との勝ち点差は2。首位キープに向けて、踏ん張りどころとなる。

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