INAC神戸 外国人選手5人補強 田中、山下ら海外移籍で新たな船出
サッカー女子・WEリーグのINAC神戸が28日、大阪市内で2024-25シーズン新体制発表会見を開き、千葉から移籍したU-20女子日本代表GK大熊茜(19)とDFヴィアン・サンプソン(28)のほかスペイン、韓国からの加入選手を紹介した。DF三宅史織(28)が主将を務めることも発表された。
パリ五輪代表のFW田中美南(30)、GK山下杏也加(28)、MF北川ひかる(27)がオフに海外移籍。穴を埋めるため海外選手を多数補強した。安本卓史社長(51)は「海外クラブの映像を集めて見まくり、戦力が下がらないようにポジションを分析した。3冠を目指すために来てくれた」と、皇后杯2連覇に加えリーグ戦の優勝奪還、カップ戦制覇を掲げた。
サンプソンは「中盤として、DFとしても足元でのプレーが好き。INACもそういうプレーが多くなる。身体能力を使って貢献したい」と意気込みを示した。背番号は55に決まり、安本社長は「プロ野球・阪神のミエセス選手のように人気者になれるように」と、番号に込めた願いを明かした。
そのほかの新加入選手はDFカルラ・モレラ、MFパオラ・ソルデヴィラ、FWカルロタ・スアレス(以上スペイン)、MFイ・スビン(韓国)。スアレスについて安本社長は「田中の代わりはなかなかいない。ザ・フォワードという選手としてスアレスを獲得した」と得点源として期待を寄せた。