J1町田 首位陥落の黒田監督 レフェリーの判定に苦言止まらず「なぜPKをもらえなかった」「本当に何が正しいのか見解を示してほしい」「レッズの選手たちも含めてあれはPKだねと」
「明治安田J1、町田2-2浦和」(31日、国立競技場)
首位の町田はヘグモ監督解任後の初戦となった浦和と対戦し、ラストプレーで同点に追いつく意地を見せたが、引き分けた。2位の広島がFC東京に勝ったため、5月19日の東京V戦に勝利して首位に立って以来、約3カ月以上守ってきた首位の座を明け渡した。試合後、黒田剛監督(54)はレフェリーの判定に苦言を呈した。
指摘したのは、おそらく1-2とビハインドで迎えた後半追加タイムのプレー。ペナルティーエリア内で、FW藤本が相手選手に倒されたがファウル判定は出ず。試合後の総括を一通り話した後、黒田監督はこう続けた。
「あとはそうですね。ゲームの中ではPKをもらえるようなシーンもありましたけども、改めて映像で見ても明らかにというようなところがなぜPKをもらえなかったかっていうところも含めてちょっと問いたいところがあります。明らかに抜け切って後ろから服を引っ張られて倒されてるシーン。後ろから倒されてるシーンもありましたけども、あれがVARに入っても流されるという」
「ちょっとそういったところは本当に何が正しいのか何がファウルで何がファウルじゃないのかっていうところも含めて、きちっとやっぱり見解を示してほしいと思いますし、これがねクレームということではなくてね本当にゲームというもの、試合というものをしっかりと平等の目で見た時に何が正しいかっていうものをやっぱりはっきりと回答できるような感じでも欲しい。周りで見てたスタッフ、それからもちろんレッズの選手たちも含めてあれはPKだねって言ってたぐらいですから完全にPKでしたって言ってるぐらいですから。まあ間違いはないんでしょうけども、それをレフェリーが認めないっていうところもちょっとわれわれとしては腑に落ちないようなシーンもありました」
試合はラストプレーで途中出場のFWエリキが奇跡的な同点ゴールを決めて、引き分けた。