日本代表・MF三笘“脱スーパーサブ”宣言 7カ月ぶり代表復帰も主軸の自覚持ち「チームを引っ張らないといけない」

 練習初日を迎え、笑顔を見せる三笘(右)=撮影・佐藤厚
 自転車をこぐ三笘薫(中)
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 サッカー日本代表は2日、2026年W杯北中米大会アジア最終予選の中国戦とアウェーのバーレーン戦に向けて、千葉市内で始動した。この日は国内組7人、海外組9人の計16人が参加。3日に27人全員が合流する。1月から行われたアジア杯以来、約7カ月ぶりの代表復帰となったMF三笘薫(27)が“脱スーパーサブ”を宣言した。

 三笘がスーパーサブとして存在感を示した前回のW杯最終予選から進化した姿を見せる。これまで日本の切り札として何度もチームを救ってきたが、「よりチームを引っ張らないといけないシチュエーションになっている」とスタートからの出場へ意欲を示した。

 A代表デビュー戦となった3年前の同予選ホームでのオマーン戦では、後半開始から途中出場。持ち味であるドリブルから決勝ゴールをアシストした。三笘の縦への突破は大きな武器となるだけに、「より自分のプレーをもっと出していかないといけない」と積極的に仕掛けていくつもりだ。

 腰の負傷で離脱していた間、代表チームは不戦勝を含めて無失点での4連勝。3バックも試しながら完成度を上げていく様子に「自分が加わって、どれだけ変化が加えられるかなという風に見ていた」と冷静に分析しつつ、ケガを治すことに集中していたという。

 ともにアジア杯以来の招集となったMF伊東との両翼コンビ復活にも期待が高まる。「競争がある中で試合に出て、ゴール、アシスト、守備のところでしっかりと貢献して勝てれば」と決意。前回の同予選では初戦に敗れてつまずいただけに、好スタートで勢いを付けたい。「全試合、勝ちたいと思っている」と力強く語った三笘。代表チームの主軸に自覚をにじませ、確かな強さを見せるつもりだ。

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