伊東純也「チームに貢献するしか頭にない」 性加害疑惑不起訴「ホッとはした」 7カ月ぶり代表招集

 サッカー日本代表は3日、さいたま市内で2026年北中米W杯アジア最終予選C組初戦の中国戦(5日、埼玉スタジアム)、バーレーン戦(11日、バーレーン・リファー)へ向けた練習を一部公開した。合流していなかった一部海外組を含めた全27選手が参加。性加害疑惑の影響で約7カ月ぶりの招集となったMF伊東純也(31)=スタッド・ランス=は、日本代表の勝利へ貢献していく強い思いを口にした。

 性加害疑惑によって、1月から行われたアジア杯は途中離脱。伊東は「悔しい思いはあったが、チームとして戦っているのでしょうがないと納得して離脱したという感じ」と当時を振り返った。

 ただ、代表から離脱した期間も森保監督とはコミュニケーションを取り続けていたことを明かし「いろいろと言われることもあると思うので、そういうことも考えてくれていたと思う。そこはうまく話し合っていたかなと」と、指揮官の言葉も支えに代表復帰となる日を待ち続けていた。

 準強制性交致傷などの疑いで刑事告訴されたが、大阪地検は嫌疑不十分での不起訴処分を決定。「ホッとはした。こういう区切りがつかないといろいろ難しい部分もあると思うので」と伊東。その上で「今はもうチームのために貢献するしか頭にない」と目の前の一戦に集中力を研ぎ澄ます。

 W杯カタール大会の最終予選では、初戦黒星とつまずきを見せたが「今回は一戦目からしっかり勝って、いい状態で臨んでいければと思う。わざわざ追い込まれにいく必要はない」と、W杯へと続くアジア最後の戦いを勝利で滑り出すと誓っていた。

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