森保監督 誓った先手必勝“個”の強化によるチームの成長に自信 MF三笘、伊東についても「日本代表にとって大きな武器」

 サッカー日本代表は4日、さいたま市内で2026年北中米W杯アジア最終予選C組の中国戦(5日、埼玉スタジアム)、バーレーン戦(11日、バーレーン・リファー)へ向けた前日練習の一部を公開。練習前の公式会見に臨んだ森保一監督(55)は、初戦を落とした2021年のカタールW杯アジア最終予選の経験を踏まえ、3年間での“個”の強化によるチームの成長に自信を示した。

 目指す場所に到達するため、同じ轍(てつ)は決して踏まない。3年前、カタール大会のアジア最終予選は、初戦のホームでオマーンに敗戦を喫するなど、序盤3試合で1勝2敗。決して簡単ではないアジアの戦いだが、森保監督は「3年前と今の違いは、間違いなく個の成長にある」と力強い言葉で自信を示した。

 「日本のサッカーが強くなるためには個の成長は絶対的に欠かせない。その中で国内外でプレーしている選手たちがすごく大きなチャレンジをしてくれて、個の成長をしてもらっている。チームも上がってきている」

 指針の一つとして、イングランドでプレーする選手の増加がある。主将のMF遠藤らがプレミアリーグで活躍を見せる中、今夏はMF鎌田がクリスタルパレスへ、DF菅原がサウサンプトンへの移籍を果たした。

 遠藤は「日本人選手への興味が世界中から向いている」と、日本人選手に対する世界の評価の変化を口にした。森保監督も「世界の競争力の中で激しく、厳しく自分のポジションをつかみとっていく。個の強さ、たくましさを海外でのチャレンジで身につけていけることがメリット」と語った。

 1月から行われたアジア杯以来の復帰となったMF三笘、伊東について具体的な起用の明言こそ避けたが「日本代表にとって大きな武器なのは間違いなく言える」と役者もそろった。初戦の中国戦で代表の成長を示せるか-。3年間の真価を問う戦いが始まる。

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