復帰戦でゴールの伊東純也 一礼は「自然と出た」大歓声には驚く「思った以上にすごくて」森保監督は感謝

 後半、ゴールを決め、南野拓実にサポーターへあいさつするよう促される伊東純也(撮影・金田祐二)
 後半、ゴールを決めスタンドのサポーターに深く頭を下げる伊東純也(左)=撮影・棚橋慶太
 後半、ゴールを決め、南野拓実に促され、あいさつする伊東純也(撮影・金田祐二)
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 「W杯アジア最終予選、日本代表7-0中国代表」(5日、埼玉スタジアム)

 FIFAランク18位で8大会連続のW杯出場を狙う日本はホームで同87位の中国代表と対戦した。前半に遠藤、三笘のゴールで2点リードで折り返すと、後半は南野の2得点で一気に突き放して、7カ月ぶりの代表復帰となった伊東純也も途中出場でゴールを決めるなど、大量7ゴールで大勝した。

 後半18分には7カ月ぶりの代表復帰となった伊東純也がピッチへ。交代のためピッチサイドに姿をみせると、大歓声が巻き起こり、交代にはスタジアムのサポーターは拍手で出迎えられた。

 後半32分、左足を振り抜くと、相手DFに当たってコースが変わり、相手GKの逆をつく形でゴールへ。サポーターにただいまを告げる復帰弾となった。スタジアムは大興奮に包まれ、ベンチメンバーも大盛り上がりでピッチ脇へと駆け寄った。そして、伊東はチームメートと感謝を分かち合った後、ゴール裏へ深々と一礼した。

 また、同42分には右サイドからクロスを上げて、前田のダメ押し弾をアシストした。

 試合後、伊東純也は「思った以上に声援がすごかった」と驚き、一礼には「自然と出た。本当にありがとうございますと、今日の声援だったりそういう部分じゃないかと」と振り返った。「周りの人が喜んでくれて、より自分も嬉しかった」と笑顔を浮かべた。

 性加害疑惑によって、1月のアジア杯は途中離脱。その後は招集されなかった。しかし、嫌疑不十分での不起訴処分となり、満を持して招集。合宿中は「今はチームのために貢献するしか頭にない」と話していた。

 森保監督は「まずは本当に彼の代表復帰をサポーターのみなさんが温かく迎え入れてくれて、期待をしてくれている雰囲気を作ってくれたことで、彼もチームもいい雰囲気でプレーすることができたと思う」と感謝の思いを述べた。

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