神戸 DF酒井高徳が練習一部合流 吉田監督「足の状態をみて」復帰は慎重に判断
J1神戸が6日、神戸市のクラブ施設で公開練習を行い、6月30日・鹿島戦で右足薬指を骨折して離脱していたDF酒井高徳(33)が部分参加した。5日から全体練習に合流しており、この日はミニゲーム以外のメニューをこなした。吉田孝行監督(47)は「試合はまだ全然」とし「足の状態をみて、骨はくっついてきているので、あとは怖さも含めて実戦でどの程度できるか」と、復帰について慎重に判断するとした。
3日には主将のMF山口蛍(33)が左膝外側半月板損傷、左大腿骨外顆軟骨損傷で全治10~12週間の発表。「彼自身、昨年終盤も離脱したように同じ箇所の故障が3度目。しっかりと治すために保存療法より手術を選んだ」と説明。優勝争いの最中だが、井手口陽介(28)や鍬先祐弥(26)ら中堅MFの台頭も見込めるため、手術に踏み切ったという。FWジェアン・パトリッキ(27)も離脱しているが「昨年もけが人が多くなり苦しい時期があった。いる選手で乗り切る。その先にはいいことが待っていると思う」と前を向いた。
MF扇原貴宏(32)は山口の離脱について「チームとして痛いが、本人が一番つらいと思う。シーズン最後に帰ってくると信じて優勝争いをして迎えたい」と話した。鍬先は「今まで蛍君が中盤を支えてきたので僕も彼のプレーを見て勉強した。離脱は痛いが、個人的には学んだことを出したい」とピンチをチャンスと捉えることを誓った。