J1浦和 退任から1年足らず異例の“スピード復帰”スコルジャ新監督が会見「前回とは違った行動を取らないといけない」
J1浦和は7日、埼玉スタジアムでマチェイ・スコルジャ新監督(52)の就任会見を行った。昨季限りで退任した監督が異例ともいえる“スピード復帰”。出席したスコルジャ監督は「戻ってこられて光栄。大きな野心を持つクラブの一員になれたことを非常にうれしく思っています。去年就任したときとは状況が違います。残り11試合という状況ですので、前回始まった時とは違った行動を取らないといけない」と意気込みを語った。
昨日来日し、この日の朝のミーティングからチームに合流。退任から1年足らずでの復帰となったが、その間にクラブは多くの選手が移籍などでチームを離れた。「知ってる選手も多いですが、半分くらいは新しい選手たちです。彼らのことを知って関係性を築く中で彼らを評価していくこというにはある程度時間が必要だと思いますけれども、比較的早いプロセスで済むのかなと思っています」と話した。
先月27日に、今季就任したペアマティアス・ヘグモ監督(64)の解任が発表。9勝8分け9敗の13位と低迷していた。後任が昨季限りで退任したマチェイ・スコルジャ氏と明かされ、大きな話題を呼んだ。ポーランド出身のスコルジャ氏は昨季、アジア・チャンピオンズリーグで優勝、J1は4位だった。クラブに手腕を高く評価されていたが、「仕事と家族の優先順位を変えるべきだ」として退任していた。
堀之内聖スポーツダイレクター(44)は再招聘(しょうへい)となった理由について「本日朝のミーティングからチームに合流してスピリットに関することを伝えていた。全ての人がクラブの勝利のためにハードワークをしなければならない。これは昨年1番初めのミーティングでマチェイ監督が伝えたものと全く同じでした。そういったスピリットの部分をベースに、攻守において組織的かつアグレッシブなサッカーをさらに成長させてくれる監督である。そういった理由から再びマチェイさんにきていただく運びになりました」と説明した。
残り11試合に向けてスコルジャ新監督は「最初のミーティングでの印象としては非常にポジティブなれるエネルギーがあるということです。その姿を見ることができましたのでポジティブに戦えるチームになるのかなと思っています。そして今年の流れを変え、勝利を収めながら順位表でも上がっていくことを行って、来年のクラブW杯に向けた準備になれば。1試合目からしっかりと勝ち点を取っていきたい」と意気込んだ。14日のガンバ大阪戦から指揮を執る。